波乱万丈な人生を振り返り、紡ぐ台詞は一体、どこまで本気か偽りか、はたまた全ては真実なのか。気品漂う彼の言葉は、彼を知ろうとするものを翻弄する。
「コンスタンス様十六歳、ボニー様十四歳―ちなみにわたしは十七歳。ちょうど、農薬から禁止薬物を密造していたころです」(出典:無謀編3「いちいち俺を巻き込むな!」) つまり、彼は薬物に関する知識もあるんですな。マッドサイエンティストの資質もあり、と。
「彼らは・・・わたしが昔、スパイ活動を行っていたころの仲間なのです。お互いこうしてお顔を拝見するのは初めてですが。」(出典:無謀編3「シャレですむのはここまでだ!」) ちなみに、コードネームは“火の尾の銀狐”ヴァイスだったらしい。 「黒魔術士殿には分かりますまい。幼少時に大鷲にさらわれたわたしの気持ちなど・・・・・・」(出典:無謀編4「そんなに地獄を見てえのか?」) 草河さんの、この絵がまた最高なんです(笑)。 「わたしは里帰りをしてみようと思うのです。子供のわたしを暗殺教団《黒のサバトリウム》に売った両親の顔を、死ぬまでに見ておきたい・・・・・・」(出典:無謀編4「そんなに地獄をみてえのか?」) キースの哀しい過去その2。 「はい、あれがわたしの生まれた村―モグモゲラ村です」(出典:無謀編4「そんなに地獄をみてえのか?」) トトカンタ市より乗り合い馬車で南に1日半、徒歩と全力疾走を複合して半日ほどのところにあるらしい。地図には載ってない。 「なにをおっしゃるのですか、黒魔術士殿。十四の歳、馬賊にさらわれたときから、この村のことは一度たりとも忘れたことなど―」(出典:無謀編4「そんなに地獄をみてえのか?」) あれ?暗殺教団に売られたんじゃぁ・・・? 「そしてあの夏。わたしは婚約者のシルヴィアと出会い、まあ婚約者でしたから、婚約したわけです」(出典:無謀編6「自分がイヤにならねえか?」) 婚約者その1登場。このシルヴィアの他にもエレイン、フローラ、スザンヌ、異性物のジョアンナ、コンラッド研究員長の娘などの婚約者が存在すると思われる。 「ああ!あれは去年の夏のことでした!―わたしはちょうどその頃、呪われし干し首を訪問販売するという商売に構造的な無理を感じ、真夜中に笑う九官鳥を新規商品に取り入れるか否か、悩んでいたのを憶えております・・・」(出典:無謀編6「自分がイヤにならねえか?」) 良い記憶力デスね。灰色の脳細胞も真っ青デス。 PR